インバーアランはハンドニットのメーカーとして約30年前に創業しました。
元々はスコットランドにおける最高品質の製品を「インバーアランブランド」として集めたのが始まりです。
インバーアランのハンドニットは25,000ステッチからなる一枚のニットを一人で編み上げ、その職人が手掛ける作業時間は90時間以上と言われています。
材料（糸）の調達から出荷までで考えると6ヶ月もの期間を要する、非常に希少なニット。
完全なハンドメイドで生産されますので、製品には同じものが無い個体差があります。この特徴は、機械による大量生産品とは違う暖かみが感じられ世界中のニット愛好家から好まれています。
また、出荷前には厳しい品質検査が行われ、その検査に合格した製品のみが世界中に出荷されます。
インバーアランのハンドニットには品質保証として、編み上げたニッター（職人）のサインが全てのタグについています。
インバーアラン独自の伝統的なアラン糸と、ニッティングパターンで編まれた代表的なハンドニットです。
インバーアランのアラン糸は100年以上にわたり英国内で紡績されている最も伝統的なニッティング糸です。この伝統的な糸は全て生成りの状態からインバーアランが別注で染色しています。
数値調整の為のスチームプレスをしないので、その年その年で色に個性が出ます。
スコットランドのニッターが編みたてから仕上げまで全て手作業なことも、製品一つ一つの個性を際立たせ、最高の逸品に仕上がります。
インバーアランのコットン糸は、イングランドのヨークシーにて紡績・染色されています。
イングランドが1930年の大不況に見舞われた際、非常に多くの紡績工場が廃業に追いやられました。
数世紀の歴史を持つコットン糸も、今では数少ない工場でのみ生産されています。
インバーアランのデニム糸はイングランドのランカシャーにて紡績・染色されています。
独特な風合いを持つインバーアランこだわりのデニム糸、それは編み物向けに製造されたインディゴ染めの糸を、複数本束ねた状態で染色する「ロープ染」という技法によるものです。
「ロープ染」によって染められた糸は、表面だけが染まり芯の部分は白いままで残るため、非常に風合い豊かな独特の味わいとなります。